胃の主な働きは、食べ物をいったん胃に貯え、次いで食べ物を胃液と胃のぜん動運動によって消化し、小腸へと送りだすことです。
食べ物が入ってきた後の胃の変化
食べ物が胃の中に入ってくると、食べ物を受け入れるために胃は拡張します。
その後胃のぜん動運動によって、食べ物を胃から小腸へと送りだします。
胃が正常に働かなくなると・・
何らかの原因で正常に胃が働かなくなると、さまざまな症状をひきおこします。
●食べ物を受け入れる胃の上部が拡張しにくくなる
⇒食べ物を少ししか受け入れられないため、すぐにおなかがいっぱいになったり(早期飽満感)、
胃の痛みや食欲不振などの症状をおこします。
●食べ物を胃から腸に送り出すスピードが遅くなる
⇒胃に長時間食べ物が残ってしまうため、食後おなかが苦しく感じたり(食後もたれ感)、
胃もたれや吐き気などの症状をおこします。
●胃が過敏になっている
⇒胃に食べ物が入ってくることや、胃酸が分泌されることなどの刺激に対して、痛みを感じやすくなっているため、
早期飽満感や胃の痛み、また胃が焼けるように感じる(灼熱感)などの症状をおこします。