慢性便秘症
過敏性腸症候群
機能性胃腸症

慢性便秘症

慢性便秘症の症状と原因

慢性便秘にはどんな種類がありますか?


慢性便秘は、便意を無視する習慣、下剤や浣腸の乱用、ストレスなどさまざまな原因によっておこります。
その種類は、腸管自体に病変になるようなものは認められず、腸管の働きが低下して起こる「機能性便秘」、腸管が狭くなることでおこる「器質性便秘」、他の病気が原因でおこる「症候性便秘」、飲んでいるお薬が原因でおこる「薬剤性便秘」があります。

 

【機能性便秘と器質性便秘の種類と原因】

便秘の種類 大腸通貨遅延型 排便機能障害型 器質性便秘
大腸通貨遅延型の図 排便機能障害型の図 器質性便秘の図
原因 胃結膜反射が低下しているため、大腸内の追加時間が遅くなっています。 肛門の排出力ていかなどにより排出機能が障害されています。 がんやポリープによって腸管が狭くなります。

東北大学 名誉教授
本郷 道夫先生監修

 

慢性便秘の診断


病院では、まず問診で患者さんに排便の状態などをお伺いします。
日々の排便の状態を伝えられるようにしておきましょう。

他の病気が原因で便秘となっている可能性がないかを確かめるために、下記検査を行う場合があります。

  • ● 血液検査
  • ● 糞便検査
  • ● 腹部X線検査
  • ● 腹部超音波検査
  • ● 尿検査
  • ● 大腸内視鏡検査
  • ● 注腸造影検査 
  • ● 腹部CT、MRIなど