大腸の状態 ~下痢のとき、便秘のとき~
大腸の働きが正常なときは1日に150~200gの便が排出されます。
便のうち約75%が水分、残りは食べカスや腸内細菌の死骸などです。
しかし、大腸が正常に働かなくなると、下痢や便秘がひきおこされます。
● 下痢のとき
腸の動きが活発で、便が直腸に届くまでの時間が早いため、
水分が腸に十分に吸収されないまま、水分の多い便になります。排便回数も多くなります。
この状態が下痢です。
● 便秘のとき
腸の動きが鈍いなどの原因で、便が直腸に届くまでに時間がかかるため、
水分が腸に吸収されすぎて、排便しにくい硬い便になります。
この状態が便秘です。