便はおなかの健康度を示すバロメータです
表面がなめらかで形はソーセージやバナナのような便が、1日バナナ1~2本ぐらいの量が出ることが理想的とされています。
日々、便の形・色・量、排便頻度をチェックしましょう。
【便の形】
タイプ1
硬くてコロコロの兎糞状の(排便困難な)便
タイプ2
ソーセージ状であるがでこぼこした(塊状)の便
タイプ3
表面にひび割れがあるソーセージ状の便
タイプ4
表面がなめらかで柔らかいソーセージ状、あるいは蛇のような
とぐろを巻く便
タイプ5
はっきりとした断端のある柔らかい半分固形の(容易に排便できる)便
タイプ6
端がほぐれて、ふにゃふにゃの不定形の小片便、泥状の便
まったくの液体状
タイプ7
水様で、固形物を含まない液体状の便
【便の色】
●黄土色
健康な状態です。
●黒っぽい色
肉類が多い食事や便秘が続いている時、服用しているお薬の種類によって、このような色になることがあります。
なお、タール状の泥のような便は、消化管の病気の可能性があるので、注意が必要です。
●赤っぽい色
肛門や大腸からの出血、大腸・直腸がんや炎症性腸疾患、痔などが疑われます。
また、赤っぽい食べ物を食べすぎると、このような色になることがあります。
●白っぽい色
肝臓や胆のうの病気の可能性が考えられます。
便に油滴のようなものがついているときはすい臓の病気や消化不良の可能性もあります。
胃の検査でバリウムを飲んだ後も白くなります。