慢性便秘症
過敏性腸症候群
機能性胃腸症

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群の治療法は?

お薬による治療があります

お薬を用いて、IBSの症状を軽減することができます。患者さんの中には、整腸薬、便秘薬、止しゃ薬(下痢止め)などの市販薬で治療をされている方もあるでしょうが、市販薬は効果が不十分であったり、注意が必要な副作用がみられる場合があります。過敏性腸症候群の治療では、患者さんの個々の状況に応じた投薬が必要ですので、まずはお医者さんに相談しましょう。

 

【第一選択】便通を整えるために
●高分子重合体
便の中の水分バランスを調整します。

●消化管運動調節薬
消化管運動を調節して、症状を改善します。

 

【第二選択】①下痢、②便秘、③腹痛、それぞれの症状に応じて
①乳酸菌製剤
腸内環境を整えます。

②下剤
腸のぜん動運動を活発にするなどで、排便を促します。

③抗コリン薬
腹痛を和らげます。

 

【第三選択】心理的な異常やストレスに対して
●抗うつ薬
気持ちの落ち込みと、抑うつ状態を改善します。

●抗不安薬
不安や焦りなどを和らげます。

IBSの治療薬を飲む女性のイラスト

 

心理療法

お薬による治療に効果がみられず、心理的ストレスが大きい場合は、
カウンセリングや認知行動療法などを行って、心理的ストレスを軽くする方法を行います。
このような心理療法はお薬と合わせて行います。

心理療法中のイラスト